ゲームの内容が日本で流通しているOCGではなく、海外準拠のTCGをベースにしているということが発売2日前に明らかになり、割と物議を醸していましたが…まあ、とりあえずゲーム自体はやってみて評価しようと思いまして。事前ダウンロードしていたので実際のゲームやってみました。
一言で言うと、酷い。
ケチを付け始めるととどまるところを知らない感じなのですが…。
演出は多くのボイスが削られてしょぼくなっていたタッグフォースSPよりもさらに下。
全体的にテンポが悪く、各動作がもっさりしていて演出切りたいのにそういう設定はなさそう。時間がかかる。
ボイスも無ければ、吹き出しさえも無く、ピンチ、チャンス時の音楽変化さえもありません。ストイックなカードゲームを目指すなら、挙動の方をできるだけ加速した上で、効果だとかの内容の方をきちんと演出するべきだと思うのですが。もっさり遅いのに何が起きているのかはさっぱり分かりません。
シングルモードで原作シナリオを追いかけて紙芝居からの対戦を繰り返す模様。話数が無駄に多い一方でシリーズ毎に一本道で順番にこなす必要がある。節目でカードパックが解禁される模様。つまり、カードパックの購入にも怠いシナリオを追う必要があるということ。対戦ツールとして自由にカード購入してデッキ組むとかは出来ない模様。
初代が全32話ですかね？大体30話前後ありそう。話によってはリバースデュエルというのがあるみたいで、デッキを入れ替えるみたいです…が。
紙芝居は…なぜか、吹き出しの中の文字が右端と左端で表示される。普通日本のゲームって左寄せで統一だと思うんですけど。と思ったら中央揃えまで使ってきた。大した情報量じゃ無いのにキャラの立ち絵がぽよぽよ拡大縮小してうっとうしい。
シンクロ好きなので最初に5d'sからこなしたら、牛尾パックが解禁。
カードパックは9000枚以上を29種類のパックに収録しているみたいで、1パックに300枚以上が収録されている…。
ちなみにゲーム内クレジット400で8枚出てきた。まとめ買いは無い模様。これ、カードコンプ恐ろしいほど大変だぞ…。
あと、シナリオ2戦でクレジット4000程もらえました。1戦40枚、ダブり無しで3枚ずつ揃えようとすると660戦くらいですね。
開封作業に5秒ほどかかりました。早送り無し。無駄にレア枠のもったい付ける演出に殺意が湧きます。
なお、どのパックに何が入っているかはある程度開けてみないと分からない模様。牛尾パックには初期六武衆とかが収録されてそうですね！
デッキがおかしい。
シナリオを追いかける都合であらかじめ構築されているストラクチャードデッキと自前を選択可能。いきなりシンクロ時空で初期デッキは辛かろうと遊星のデフォデッキ使わせて貰ったところ…なんか…変。
チューナー関連のデッキのはずなのにいつまで経ってもチューナーが出てこない。調律どこ？クイックシンクロンどこ？
18ターン経過でチューナー出てこず、膠着状態。でも敵がアホすぎて体力は大差…。くず鉄のかかしを2枚並べたら、敵にモンスター除去関連も、魔法・罠除去関連も一切入っていないみたいで…。なお、こちらにも除去関連は無い模様。
6枚あるエキストラデッキの中身はジャンクウォーリア3枚、ニトロウォーリア3枚。チューナーはジャンクシンクロン3枚とニトロシンクロン3枚の模様。
というか、入っているカードの選択もTFのイメージから言うと首をかしげるのに、大体のモンスターが3つ積みっぽい？
後でデッキレシピから対戦相手のジャックのレシピが見れたので覗いてみた。
…なんだこれ？魔法が融合3枚に融合賢者1枚。モンスターが大体3枚積みでモンスターだけで29枚ですよ…。こっちが真面目に組むとしたら完全にサンドバッグの作業になると思うのですが…。序盤のチュートリアルの延長だとしてもちょっとカードゲームとして酷すぎるような…。弱くてもコンセプトで組まれていたTFのデッキが優良に感じるのですが…。
というか、シナリオのリバースデュエルって、このクソデッキで戦えってことでしょうか…？
というか、左端のリストも意味不明でやや狂気を感じるんですよねぇ。初期デッキの同じものが3つほど並んでます。どう違うのかはよく分かりません。
いや、まあ、アレですね。リンク導入されたのにカードプールがー、とか些細な問題でしたね！というレベルで問題山積みですね、これは。
