というわけで、今週のMWMは最先端。新しい方から3つのセットを使ったスタンダードですね。なので、今回は団結のドミナリア、ニューカペナの街角、神河：輝ける世界の3つ。
…ですが、正直スタンダードとあんまり代わり映えしなくない？という思いがひしひしと。無いのがイニストラードの2つ分だけなので、あまりパーツが足りない感が少ないんですよね。
黒単系ですと、冥府の掌握と食肉鉤が無いのが痛いですけど、あとは墓地の侵入者とソリンがいないくらいですか。まあ、とはいえ主力の黒の除去が弱まっているのは事実なのでクリーチャー系のデッキはスタンダードよりはやりやすいんじゃないかなあ、とは思いますし、そういうデッキもちょっと見かけますね。
白は婚礼の発表が無いのが大きいですかね。多色で組む場合運命的不在はあまり使われませんが、冥府の掌握とともに存在しないのは、まあ、選択肢が減っており。
青単は秘密を掘り下げる者、いわゆるデルバーがいないのがちょっと大きそう。1マナインスタントの選択肢がだいぶ減っているのも影響しているかもしれませんね。ジンとトレイリアの恐怖だけというのも聞いたことはありますが、考慮とか消えゆく希望とかも無いのでちょっと大ぶりになってそうな印象は。
で、サンプル少ないですけど、全体的に除去が相対的に控えめなので展開が早くて、キルターンも早い環境になるのかな？という印象が。
ロングゲームになると普通に黒単は強いですね。シェオルドレッドの他、強請る大入道とかも除去しづらく、定着されると面倒。
青単を結構見かけましたが、序盤のクロックが不足している感があって、デッキ相性もありますが、このフォーマットでは正直ちょっと微妙かなと。
赤単とかグルールとかジャンドとか比較的わかりやすく殴ってくるデッキにも遭遇。この辺を捌くためにも軽量除去が欲しいところですかね。
展開の速さで言うとセレズニアエンチャントはかなりやれそう。まあ、基本パーツが神河なので、婚礼以外にほとんど弱体化がないのは大きい。
エンチャントと言えば5色版図というネタも見かけたり。セレズニアトークンみたいなのも。あとボロスの伝説人間とか今まで見たこと無かったのも2回ほど見かけて驚きました。ズアー君とかもやれるんですかね？
自分はとりあえずグリクシスで。
デッキ 4 ザンダーの居室 (SNC) 260 2 否認 (STA) 18 1 山 (HBG) 304 4 しつこい負け犬 (SNC) 97 3 沼 (HBG) 300 2 かき消し (SNC) 49 1 天上都市、大田原 (NEO) 271 3 切り崩し (DMU) 89 2 魂転移 (NEO) 122 2 漆月魁渡 (NEO) 226 3 黙示録、シェオルドレッド (DMU) 107 2 電圧のうねり (NEO) 171 1 島 (HBG) 296 4 鏡割りの寓話 (NEO) 141 2 復活したアーテイ (DMU) 199 4 陰鬱な僻地 (NEO) 267 2 シヴの浅瀬 (DMU) 255 2 急流の崖 (NEO) 277 2 硫黄泉 (DMU) 256 2 血溜まりの洞窟 (NEO) 264 4 死体鑑定士 (SNC) 178 1 見捨てられたぬかるみ、竹沼 (NEO) 278 1 反逆のるつぼ、霜剣山 (NEO) 276 2 底への引き込み (DMU) 91 2 勢団の銀行破り (NEO) 255 2 霊気の媒介者 (DMU) 42
除去の枚数的にアーテイを打ち消しや除去として使いたいのもあり、ソルカナーとオブニクシリスを抜いた感じです。基本的にコントロール寄りのミッドレンジで、タップインランドの多さも合って遅めのデッキになってます。
税血の代わりのキキジキのコピー先として冷気の媒介者を入れてみました。
全体除去が足りないので底への引き込みを採用。版図で基本土地タイプの種類+1の-x/-x修正のやつです。グリクシスなのでザンダーの居室が出ればタフ4まで除去できるという考えで入れてます。とりあえず自身のシェオルドレッドが耐えるので基本土地タイプを増やしたりはしてません。まあ、裏を返せば相手のシェオルドレッドも耐えるということなのですが。基本土地タイプを稼げるのがザンダーの居室しか無いのが難点ですが、そのためだけにドミナリアのタップインランドを入れるのもそれはそれで微妙かなと。
回した感じ、先手でも後手のような展開になりやすく。後手を引くとさらに展開が遅いので、まあ、スロウランド無しにはみんなあまり3色はやらないよね…という。鏡割りと打ち消しがあるの、後はフォーマットに墓地の侵入者がいない中、死体鑑定士が使えるのとかはまあ強いと思うんですけどね。ペインランド2種は使えるのでそれらと基本土地の比率をもう少し高めて、2ターン目3ターン目に構えやすくするような調整とかは考えられそうです。
まあ、ノルマはこなした上で結構回したので今回はこんなところで。色々独創的なデッキも見られたので、他の色握ってみるのも面白そうですかね。
